プラクチカ通信 |
2005.April |
クラシックは飲食店のバックミュージックとしては最高なんじゃないかなあと思う今日この頃。
ppピアニッシモからffフォルテッシモまであるクラッシクこそ大音量の方がいいとは言うけれど、そこは飲食店。
食事や会話の邪魔にならず、落ち着ける曲。優雅な気分になれる曲を選んでいます。
例えば、バッハの『ゴールドベルグ変奏曲』。グレン・グールドの演奏は最高です。あとバッハの無伴奏チェロや無伴奏バイオリン。
そしてミサ曲。これらも落ち着いて聴けます。バッハは結構多いですね。こうして考えてみると。
パガニーニはバイオリンの魔人といわれている人。パガニーニは今でいうところのロックミュージシャンみたいだったとか。
当時は男性はカツラというのが一般的だったらしいですが、パガニーニは長髪で、細身のズボンというスタイルで聴衆の前に立ち、
パガニーニがバイオリンを1音鳴らすだけで失神した女性のファンもいたと言います。
このパガニーニに影響を受けた音楽家はリストやシューマン、ショパン、ブラームス、ラフマニノフなど数多く存在します。
この『24のカプリス』はそのパガニーニのテクニックを最大限に生かした超絶技巧的な曲ですが、技巧のみならず、美しさも兼ね備えています。
このバイオリンの音色もカフェに合うと思うのですが。
彼のバイオリンの音色が大好きです。高校1年生のときに初めて買ったクラシックのCDが彼の弾いているチャイコフスキーの『バイオリン協奏曲』。
カップリングにメンデルスゾーンの『バイオリン協奏曲』。これって定番のカップリングですが、こうすると売り上げが良いみたいですね。
両方ともいい曲ですもんね。
このCDもかけたいのですがこれはボリュームを上げないと面白くない。なので、営業時間外によく大ボリュームで聴いています。
その他よくかけるのは、シューマンの『謝肉祭』。
これはピアノ曲ですが、パパーンと華やかに始まって華やかに終わる。
謝肉祭というのはカーニバルのことですから、途中ピエロやパガニーニ、シューマン、スフィンクスなどなど登場してバラエティに富んでいます。
この『謝肉祭』は僕の大好きなピアニストのアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの演奏です。
最近買ってこれもいいなと思ったのがベートーベンのヴァイオリン・ソナタ『春』と『クロイツェル』。
これはアルゲリッチ(ピアノ)とクレーメル(バイオリン)の演奏です。こういうのもカフェに合うなあ。
営業時間外は他にもいろいろなクラシック音楽を聴いている訳ですが、
毎日毎日新しいアルバムを聴いてもきっと一生かかっても聴ききれないんだろうなあ。
でも地球上にこんなに素晴らしい音楽が残されていて、それを知らずに人生を過ごしたらもったいないと思うのですが。
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